その習い事、あなたの一生涯の友(ライフワーク)になりえますか?

習い事を始めようと思って教室を選ぶときに、必ずといっていいほどつきまとうのが「続くかなあ?」という不安や心配です。人に「あの子、けつを割った」なんて言われることを想像すると二の足を踏んでしまいがちですよね。

でもあれこれと考えていてもらちがあかない(見定めがつかない)ケースは何にしてもよくあるものです。興味を持ったのであれば、とりあえずはちょいカジでも実践してみるのは意義のあることです。それによってあなたの人生を有意義にしてくれるライフワークに巡り合うことができるかもしれないからです。

茶道

習い事を始めるにあたり

教室選びで弊害となるものは数え上げればきりがありません。

  • 先生の教え方が気に入らない
  • 思っていたカリキュラムとちがう
  • うまくなれず面白くない
  • 環境・設備に不満がある
  • 特定の人だけが優遇(えこひいき)されている
  • いじめられている(疎外感がある)

不満要素がたくさん積もれば、習い事自体がいやになることは往々にしてあります。そんな境遇に出くわすと、本当に自分が好きなものを見失ってしまいますよね。

もしその習い事自体にまだ興味があるのであれば、環境を変えれば改善することも十分あり得ます。また、自分には「この教室は合っていない」と判断したときは、すぐさまやめて方向修正してやることも肝要です。そしてご自身が納得して学ぶために、環境や自分の求めているものをよく把握し直して次の選択をする(別の教室へ行く)ことが賢明な選択です。

剣山と花器

数打ちゃ当たる…かも?

こと造形に関してはなかなかピッタリとあなたの希望に合う教室(スクール)にはまず当たりません。絶対数が限られていることと、カリキュラムが漠然とした教室が多いのがその理由です。

「体験入学」などをよく設けている陶芸教室もありますが、1~2時間だけのお遊びではよくわからないのが本当なところです。まあ先生の人柄や、その教室の雰囲気はざっくりとつかめるかとは思いますが…。

あなたが求めているものを提供してくれるスクールかどうかは体験では掴み切れませんが、行かないよりかは行ったほうがいいので、予算的に許すのであればどんどん参加してみましょう。何かしらの発見があるかもしれません。

また大学や専門学校であればオープンキャンパスもあるでしょうし、入学資料等で専門課程の詳細が確認できると思います。

大切なことは「そこで何を習得するのか(できるのか)」をあなた自身が事前に見極めることです。また自分なりに中長期的な計画を立てられる「目標」を設けることができるか、そしてそれを実践するための環境が整っているかまでチェックしておきましょう。それらが整ってさえいれば、将来的なビジョンも明確化してきます。

陶器職人

自分が生み出したいもの(作品)は何?

そしてこれが最も大切な課題です。ひとそれぞれ目標とするものはさまざまなので一概には言えませんが、例えば「将来個展をやってみたい」といった目標がある人ならば、長い時間を費やしてでも追及するテーマとなるものを設定しておく必要があります。

あなたはもう見つかっていますか?寝食を忘れてでも心血を注げるという課題は?これがあるのとないでは大きな違いがあり、入学した時点で大きな差が出てしまいます。また教室選びがぶれてしまうことにもなりかねません。

でもたいていの人がこの点に関してはあいまいなケースが多いのです。茶道や華道を習い始めたという人の中で、「惚れ込んで門下生になった」という人がどれだけいるでしょうか。

浅田真央選手に憧れてフィギュアを始めたという人とか、宝塚歌劇をみて音楽学校への入学を決意したといった人たちと比べると、すでに一歩も二歩も遅れをとっています。

なにもプロになることを想定してるのではありません。「動機」の問題です。「動機」はきっかけの一つにすぎませんが、心動かされたということに関しては、これに勝るアクション・トリガー(引き金)は他にはありません。

心魅了された人にはもはや“夢”という「大きなひとつの目標」が手中にあるからです。

ロック・コンサートの演奏に衝撃を受けてギターを始めたという人にも同様なことがいえるかもしれませんね。あなたがもつ「目標」が正しい教室選びのひとつの指針(進むべき方向性)ともなりえます。

床の間の花器

目標を見つけるお手伝いをします

当ゼミは単に粘土を用いて作品を制作するという講座ではありません。あなたのライフワークを見つけるための造形ゼミです。

そして、どの道を進むのが適切かを個々に見定めてもらうための講習です。いわばファーストステップへの大事な準備段階のためのゼミです。

ですから必ずしも焼成を行うわけではありません。作ることに重きを置いてはいないからです。創作時間よりもレクチャーのほうが長くなる日もあるかもしれません。ゼミ以外の時間には自問自答する時間が必要になることもあるでしょう。

それもこれも皆あなたのライフワークを見定めるのに必要不可欠な行程です。生涯を通じて、あなたが「出会えて幸せだった」「選んで正解だった」という習い事を当ゼミで見つけることを心より応援したいと思っています。

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